ベルリンより 22( http://www.etsko.com/ )

皆様、新年、いかがお過ごしですか。
早いもので今年も1月中ばを過ぎてしまいました、それとも、まだ1月半ば、、でしょうか??

「イスラム国」“邦人殺害”と脅迫 身代金要求のニュースが、ここでも流れ、言葉を失います。

フランス・パリでのテロ事件以降、隣国ドイツも緊張感が漂っています。
在ドイツ日本国大使館から緊急一斉通報メールが届き、ドイツにおけるテロの脅威に関する注意喚起というもので、イスラム過激派が、ベルリンやドレスデンでテロを計画していたとの情報があり、くれぐれも注意するようにという内容です。

ドイツは少子化による人口減少で、労働力確保のため移民政策をとっています。
ドイツの人口の2割は移民(2世、3世も含む)と言われてます。
近年、紛争国イスラム圏からの富裕層から貧民まで、難民が流入し増え続けています。

それらの難民はドイツ国民の税金で養わねばならず、治安も悪くなりつつあり、それに危惧を感じたドイツ人はPEGIDAペギーダというイスラム排斥、移民制限運動を組織し、「イスラム人はどうぞ、故郷に帰って下さい、外国人は故郷に帰って下さい」と非暴力によるイスラム排斥と移民制限デモがドレスデンから始まり、ドイツ全土に広がって、私自身一抹の不安を感じています。
又、それに対するデモー反ペギータ・共存、人種差別しない運動も出てきてベルリンでは、昨夜の夕方6時にアレックス広場でペギーダ・デモが、同日同時間にブランデンブルク門で反ペギーダ・デモがあり、いずれも静かなデモで、事なきを得たようです。

私のドイツ語先生であり、親友でもある、デニッサに、このペギータ運動はナチスのユダヤ排斥と同じじゃないかと言うと、ナチスは虐殺したけど、今回の運動は非暴力主義だからと、、、。
虐殺だろうと、非暴力だろうと人種を排斥することに変わりはない。
ドイツ人は基本的に我が祖国、我が人民、わが民族の誇りが強いと反論すると、図星をさされたらしく、顔を真っ赤にしていました。
でも、多くのドイツ人が、又、ヨアヒム大統領、メルケル首相はじめ、多くの政党も、そのイスラム排斥運動ペギーダに反対の立場を表明しているので、広がることはない、とり越し苦労だと言っていますが、、、。

アトリエと住居のあるプレンツラウアーベルク区はベルリンでもっとも治安の良い区と知られ、そのことはイスラム系移民が住んでいない事を意味します。
イスラム過激派のテロを警戒して、昨日は警察車両が数台パトロールしプレンツラウアーベルク区に緊張感が漂っています。

同じく外国人である私たちは、戦時に日独伊三国同盟を結んでいた事と同じ敗戦国との理由で日本人はドイツでは嫌われていませんが、なんだか、やるせない複雑な感情です。

人間はいったいいつになったら差別もなく戦争もなくお互いに平和に共存できるようになるのでしょうか。永遠の問題です。

悦子